毛穴汚れに取りつかれていた青春時代の私へ

アラサーの私が十代だった頃の私に言いたいこと。諸々あるけれど、これだけは強く言いたい。

『毛穴から皮脂を絞り出すのをやめなさい!!特にほっぺた!!』

小学校入学時に買ってもらった勉強机に鏡を置いて、これもまた小学校入学時に買ってもらったスタンドライトを煌々と照らし、夜な夜なひとりで毛穴から「ウニュ~」っと皮脂を絞り出していた頃の、ピチピチの十代だった私よ。頼むから今すぐその行為をやめてくれ、マジで。

楽しさがあったことは認める。

だけど、なんだろう。自分の顔にコンプレックスがあって、毛穴から出てくる皮脂にまで敏感になっていたんだと思う。

「こんなものが出てくるなんて……洗顔が足りてないのかな?でも毎日ちゃんとゴシゴシ洗ってるし……。だったら絞り出すしかないっしょ!」

鏡に向かう丸まった背中を、今の私が優しく抱きしめてあげたいとも思う。わかるよ、思春期だもん。青春だもんね。って。

だけどそんな青春のこだわりにより、今の私の右頬には、青春の甘酸っぱさでは到底埋めることができない大きな穴ぼこが開いているのだ。

おっきなクレーター。さながら月の表面。

青春時代に掘った穴を、当時の私が聞いたら卒倒するであろうお値段のファンデーションでせっせと埋め立てるアラサーの朝。

自分でやったことの責任は自分でとるよ。だって大人だもん。